Written by Yuhei Yano
今回の注目ベンチャーの紹介はSetex Technologiesです。
Setex Technologiesはドライ性粘着テープ、グリップを開発しています。
ヤモリの手のひらの構造からヒントを得たマイクロ構造を任意に形成する技術で、幅広いアプリケーションに対応した接着材、グリップを開発することが可能です。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
Setex Technologies
https://www.setextechnologies.com/
サービス/プロダクト概要
- フィルム表面にマイクロストラクチャーを形成する技術を核とした、ドライ性接着テープ、グリップの開発
特徴・提供価値
- マイクロ構造設計・形成技術とプロセス関連技術に20の特許を持つ
- 製造はフォトリソグラフィによりアプリケーションに応じた独自のモールドを作成し、ポリマー樹脂を押し出し成形する
- 樹脂はUV硬化、熱硬化/可塑、湿気硬化、エラストマーなど幅広い性質に対応可能
- 従って、繰り返し使用、低残渣、温度耐性(マイナス20度から225度)、耐薬品耐性などアプリケーションに応じた機能性を持たせることができる
- 開発中のアプリケーションはBtoBでトッパングループに関連深いところでは、内外装材向け接着材料、ウエハボンディング、グライディング工程向け接着テープ、フレキソ印刷機機向けのローラー固定テープ、インクジェットプリンター用のインクマスクなどがある
- BtoCとして、ゲーム機器コントローラー、メガネ用滑り止めグリップがありEC中心に販路を広げている
ビジネスモデル
- BtoB:接着テープの製造受託またはアプリケーションに応じたモールドの提供
- BtoC:前述の最終製品(グリップ等)のEC等を通じた販売
なぜ今この会社なのか
- 環境配慮の観点から繰り返し使え、化学薬品の使用量を抑えたドライ系接着材への需要が高まっていること
顧客・競合・パートナー
- 顧客(BtoB):自動車内装材メーカー、半導体材料メーカー、化学メーカーなど
(*主にR &Dフェーズ)
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