Written by Hiroshi Tanaka
今回の注目ベンチャーの紹介は、PORTABLE DIAGNOSTIC SYSTEMSです。
PORTABLE DIAGNOSTIC SYSTEMSは、薬物検査用のプラットフォームを開発。少量の唾液から薬物をスクリーニングして警察当局にデータ提供します。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
PORTABLE DIAGNOSTIC SYSTEMS
https://www.portabledx.com/
サービス/プロダクト概要
- 薬物検査用のプラットフォームを開発。少量の唾液から薬物をスクリーニングして警察当局にデータ提供する。
特徴・提供価値
- 独自のマイクロ流路カートリッジ、検査ソフトウェアを開発。(5件の特許)
- 少量の唾液(<20μL)で薬物の検知が可能。競合技術の1/10以下の量。
- 検知時間を大幅に短縮。(マリファナ検知:1分。従来は10分)
- 検出キットおよび検出装置を安価に提供することが可能。
使い捨てカートリッジ:価格$20/コスト$8、検出装置:価格$3,500/コスト$2,000
- 薬物検知以外の診断にも展開が可能。(血液検査、毒物検査)
ビジネスモデル
- 薬物検査用の機器およびプラットフォーム開発
- 試験運用をパスした後、2023年中にカナダ警察当局と契約締結を予定
なぜ今この会社なのか
- マリファナなどの薬物の水際対策や路上検査においては、迅速かつ安価な検出プラットフォームが求められる。
- カナダを中心とした北米の警察当局に需要があり、パイロット運用を実施中。
- 同社は、独自のマイクロ流路を開発(最小幅 10μm、射出形成部材)。安価かつ正確な診断を実現する。
- 検出する検体によっては、エレ事で開発中のマイクロ流路が採用される可能性も有する。
顧客・競合・パートナー
- 顧客: カナダ警察当局
- 競合: Abbott, Dräger, Hound Labs
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
こちらの記事に対するお問い合わせやMTGの依頼などはこちらのアドレスからお気軽にご連絡ください。
TGVPは米国を中心としたスタートアップ企業とTOPPANグループの連携を推進しております。