Written by Hiroshi Tanaka
今回の注目ベンチャーの紹介はSeeDeviceです。
SeeDeviceはCMOSベースのSWIR(近赤外線)イメージセンサーを開発および販売します。
・SWIRセンサーはNIRセンサーに比べて以下の点で優位
-外部環境のノイズ(太陽光)に影響を受けにくい
- 目にやさしい
- 物質の判別(水とオイルなど)
・同社センサーはSWIRセンシング可能なCMOSイメージセンサーであり、紫外~可視光~赤外領域まで幅広い波長がセンシング可能
・同社はCMOSベースのセンサーに、量子トンネリングという特殊な技術を採用することで、SWIR領域のセンシングで既存SWIRセンサーより高いパフォーマンスを実現。
・60以上の特許を登録済み
・既存のIRセンサ―は、採用するInGaAsは原材料が高価でとても高価。感度もさらなる向上が求められているが、これに応えられていない。
・同社が提供するセンサーは、従来のInGaAsよりも価格は1/10以下。感度も高いIRイメージセンサー。
・自動運転において悪天候(雨、曇り)時のイメージングや血糖値測定器などに応用が出来る。