注目ベンチャー紹介:TriEye

2023
11
13

Written by Hiroshi Tanaka

今回の注目ベンチャーの紹介は、TriEyeです。
TriEyeは、短波長赤外線(SWIR)イメージング・システムを開発および販売します。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※

TriEye

https://trieye.tech/

サービス/プロダクト概要

  • 短波長赤外線(SWIR)イメージング・システムの開発および販売
機器写真とセンシングイメージ

特徴・提供価値

 •SWIRセンサーはNIRセンサーに比べて以下の点で優位

  -外部環境のノイズ(太陽光)に影響を受けにくい

  - 人の目にやさしい

  - 物質の判別(水とオイルの判別など)

 •独自方式(QD+CMOS)のSWIRを採用することで、既存のSWIR(InGaAs)に比べて以下の点で優位

  -大量生産が容易、低コスト生産

  -可視光領域の波長をセンシング可能

 •ターゲットとするアプリケーション

  - 自動車用センサー  ‐ 業務用ロボット(建設用、農業用など) – ARグラス

ビジネスモデル

  • 短波長赤外線(SWIR)イメージング・システムの開発および販売

なぜ今この会社なのか

  • 自動運転車を実現するにあたって高機能のセンサーが求められる
  • SEDARと呼ぶ方式を採用し、高解像(1.3M ppi)にセンシングできる。 (SEDAR™: Spectrum Enhanced Detection And Ragingの略)
  • 将来的には、解像度2M ppiを実現する予定。
  • 近距離センシング(モバイル機器用:5m)から長距離センシング(車両用:200m超)に対応する機器を提供可能。
  • 既存のセンサーと統合したセンシングを可能にするソフトウェアを開発する。
  • 2027年に製品化を目指す。
既存のセンシング方式との比較表(同社資料)

顧客・競合・パートナー

  • 顧客:Porche、Magna、Continental、Intel
  • 競合:Zendar、Adsky
  • パートナー:当社エレ事のOCFラインで同社センサーを受託製造できる可能性あり。

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※

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