Written by Yuhei Yano
今回の注目ベンチャーの紹介はSustain.Lifeです。
同社はSMB向けのカーボンアカウンティングソフトウェアを開発しています。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※
Sustain.Life
https://www.sustain.life/
サービス/プロダクト概要
特徴/提供価値
- 企業はネットゼロエミッションを達成するために、先ず自社がScope3を含めどれぐらいのカーボンを排出しているか計測する必要がある
- そのために資本力のある大企業であれば専門チームを作ったり、コンサルタントを雇ったりできるがSMB(中小企業)はそうはいかない
- 同社のソフトウェアは光熱費データ、交通費、ソフトウェアの利用状況、決算書などの顧客データを取り込み、独自のアルゴリズムを用いて、顧客のカテゴリー別、スコープ別、製品別の炭素排出量を自動的に算出できる
- 専門知識がないSMB従業員でも直感的、迅速、包括的な機能を安価・柔軟性のある価格で利用することができる
- 同社のチームはWalmartが巨額の金額で買収したBtoB向けECサービスJet.Comの創業メンバーが中心であり、SaaSプロダクトの開発、販売、組織運営を熟知している
ビジネスモデル
市場動向・なぜこの会社なのか?
- 対象となる企業規模は大手等に限定されているものの、EUやUSのCA州などの一部の州はScope3の開示を義務付けており、今後もこの流れは継続する見込みである
- SMBは直接規制の対象にならない場合もあるが、サプライヤーとして規制を受ける大手企業と取引をする際に自社カーボン排出量の開示が求められるケースが増加している
- 一方、上述の通りSMBは専門知識がなく、大手から売上を得るため開示に対応しなければいけないが、多額のコストやリソースをかけて対応することは不可能である
顧客・競合・パートナー
- 顧客:SMB(業種問わない)
- パートナー:監査法人、SMB向けESGコンサル、大手ソフトウェアベンダー
- 競合:Watershed、Persefoni、Greenly、SalesforceNetZero Cloud
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