Written by Yusaku Masunaga
今回の注目ベンチャーの紹介はSorceroです。
Sorceroはライフサイエンス向けにチューニングした大規模言語モデルによるAIプラットフォームを開発しています。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※
Sorcero
https://www.sorcero.com/
サービス/プロダクト概要
- Sorceroは、ライフサイエンス向けにチューニングした大規模言語モデルを開発し、製薬会社などが大量の社内外のデータを取り込み、分析するためのAIプラットフォームを開発しています。製品ポートフォリオや治療領域など全体にわたって、より大きなスケールの戦略的なインサイトを迅速に獲得することができます。
特徴・提供価値
- 以下の4つのサービスを提供しています。
- MIM(Medical Insights Management):データソース間の臨床エビデンスを統合し、全てのデータにタグ付けを行い、リソースへの単一のアクセスポイントを提供。治療のための実用的なインサイトを提供。
- IPM(Intelligent Publication Management):競合情報、コンプライアンス、エビデンス生成のために、臨床的にインパクトのあるコンテンツのモニタリングを行う。
- PLM(Plan Language Summary):患者向けに複雑な医療データの平易な要約を自動生成するAI。
- iSLR(Intelligent Systematic Literature Review):自動化されたレビュープロセスによって、FDA基準を上回る精度でのエビデンス生成を行う。将来の創薬ターゲットに役立つ疾患メカニズムの特定などにも利用可能。
ビジネスモデル
- 契約ベース(大手製薬会社と数十億円単位の年間契約を想定)。
なぜ今この会社なのか
- 大規模言語モデル技術の急速な進展。
- 驚異的なスピードで行われたCOVIDワクチン開発において医療リソース活用の重要性が評価された。
顧客・競合・パートナー
- アストラゼネカ、モデルナ、ファイザー、ジョンソン&ジョンソンなどがパートナー
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