注目ベンチャー紹介:Reframe Systems

2024
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Written by Yuhei Yano

今回の注目ベンチャーの紹介はReframe Systemsです。

同社はモジュラー部品とマイクロ工場を活用した、低コストモジュラーホーム(≒プレハブホーム)の開発・販売を行うスタートアップです。

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※

Reframe Systems

https://www.reframe.systems/

サービス/プロダクト概要

  • モジュラー部品とマイクロ工場を活用した低コストモジュラーホームの開発・販売
画像出所:同社Webページ

特徴/提供価値

  • 低イニシャルコスト(Low Capex)と高生産性(Low Opex)を実現する、ソフトウェアで定義されたマイクロ工場に特徴
  • マイクロ工場(50Ksqft<>通常200Ksqft)の建設費は、$5M程度で100日以内に生産開始が可能
  • 汎用ロボットとワークステーションが効率的に配備され、すべての作業は独自のソフトウェアで一元管理される
  • ソフトウェアには各地域の建築基準がインプットされ、パネルを平仄とした基準フォーマットを元に共通事項はロボットで生産され、カスタマイズ事項はワークセルでの人作業に回され、それに連動した作業指示、実績管理も行われる
  • 創業メンバーはAmazon Robotics出身で、Amazon倉庫へのKiva導入に関わっていた。この経験に着想を得て同社を2021年に創業
  • 最初の概念実証が終わった段階でこれから2-3のMultifamily住宅(1棟に複数世帯が入居できる住宅コンプレックス)建設に着手する予定
画像出所:同社Webページ

ビジネスモデル

  • デベロッパー向けにモジューラー住宅を建設して納品

市場動向・なぜこの会社なのか?

  • 特に米国における建設業界の生産性は非常に低く、製造業と比較すると約2倍生産性に開きがあると言われる
  • 製造業における直接人件費は製造原価に対して10%程度と言われるのに対して、建設業は40%程度と言われる
  • モジュラーホームは上記課題を解決する手段として注目されたが、代表格であったモジューラーホームスタートアップVeeVが破綻するなど採算性に疑問が呈されている
  • アメリカにおいては、州、市レベルで都市計画法が設定され、建築基準も異なるため、VeeVのような中央工場でモジュール品を大量生産するモデルがワークしない
    (建築地に応じた細かな調整(マスカスタマイズ)が求められる)
  • 同社は、同基準の地域にマイクロ工場を建設し、ソフトウェアにより作業生産性を高めることで、低コストで早く住宅供給が可能になる

顧客・競合・パートナー

  • 顧客:住宅デベロッパー
  • 競合:PlantPrefab(高級路線)、Cover(超小型プレハブ)など多数
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※

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