注目ベンチャー紹介:Patlytics

Written by Issei Kusano

今回の注目ベンチャーの紹介はPatlyticsです。
Patlyticsは、特許起草、訴訟準備、競合状況のスキャン、特許ポートフォリオ管理、リアルタイムのアラートとレポートなどの機能を持つ特許プラットフォームを提供しています。

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

Patlytics

https://www.patlytics.ai/

サービス/プロダクト概要

  • 特許ライフサイクル全体のために設計された人工知能を搭載した特許プラットフォーム
出所:Patlytcs Webサイト

特徴・提供価値

  • 特許出願書類の自動作成や特許侵害の検出機能など、攻めにも守りにも利用できるツールを提供
  • 出願書類のドラフト作成では、発明に関するデータ(画像、PPT、図表など)もろもろを入れることで、出願書類のドラフトを作成でき、時間やコストを削減可能
  • また、競合他社の製品や文書を分析することで、潜在的な特許侵害を自動的に特定できる独自の特許侵害検出機能あり
  • 他にも特許を評価し、ポートフォリオ管理(特許の保持費用の削減)などへの活用も可能
  • プラットフォームは日本、ヨーロッパ、米国の特許分析に対応、今後数週間以内に韓国、その後中国にも対応する予定

ビジネスモデル

  • 価格設定は応相談だが、$25K - $600K程度。無料トライアルはないが、PJベースで試すことは可能

なぜ今この会社なのか

  • 大企業における特許戦略や訴訟戦略は、単なる権利保護にとどまらず、技術的優位性の確保や市場シェアの維持・拡大に直結する重要な経営要素
  • 知的財産を活用した差別化や競合他社へのけん制、ライセンス収益の獲得に加え、訴訟戦略を通じた防衛力の強化や交渉における有利な立場の確保が必要
  • グローバル市場では特許訴訟のリスクも高まるため、法務・知財部門の連携による戦略的対応が求められる

顧客・競合・パートナー

  • 顧客:Google, Xerox, 旭化成、シーメンスなど

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