Written by Yusaku Masunaga
今回の注目ベンチャーの紹介はPachamaです。
Pachamaは森林による炭素回収を検証・監視し、保全や森林再生の資金調達に役立てることを目的としたカーボンオフセットのソリューション企業です。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
Pachama
https://pachama.com/
サービス/プロダクト概要
- 森林による炭素回収を検証・監視し、保全や森林再生の資金調達に役立てることを目的としたリモートセンシング・プラットフォームの開発企業。同社のプラットフォームは、機械学習、衛星画像、ドローン、ライダー技術を組み合わせ、大気中の炭素を回収して気候を逆転させる森林の保護と再生をスケールアップし、顧客が排出する炭素を、森林を保護・再生する企業にオフセットできるようにするものです。
特徴・提供価値
- 衛星画像やセンサーデータから森林の持つカーボンオフセットの能力を推測する機械学習モデルを構築。
- トレーニング済みモデルを利用し、森林を育成・保護した場合のカーボンオフセットを算出する。
- こうして算出したオフセットをマーケットプレイスで販売し、収益は森林の育成のために利用される。
- Pachama自身が管理して保護する「Pachama Original」と呼ぶ森林保護プロジェクトも運営。
- マーケットプレイスの買い手は、個人から企業まで様々。
- 個人は森林保護への寄付の意味合いが強く、企業はネットゼロ公約の達成のためのオフセット購入が目的となる。
ビジネスモデル
なぜ今この会社なのか
- ESGや環境意識の高まりという社会背景
- 自社プロジェクトの運営などで十分な供給力を有している
- 有用な機械学習モデルを保有
顧客・競合・パートナー
- Shopfipy、Salesforce、Flexportなどと提携。Shopifyでは、出店者がPachamaからクレジットを購入することが可能。
- 自然保護団体やNGOなどと提携して、オフセットプロジェクトの探索や開発を行う。
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