Written by Yusaku Masunaga
今回の注目ベンチャーの紹介はOpscuraです。
Opscuraはオペレーショナルテクノロジー(OT)向けにセキュリティレイヤーを提供しています。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
Opscura
https://www.opscura.io/
サービス/プロダクト概要
- 社会インフラや産業インフラを制御・運用するOTに対して、ネットワークにおける可視化や保護を提供しレガシーアセットやデータの脆弱性などのリスクを低減する技術を開発しています。
特徴・提供価値
- レガシーシステムを含めたOTに対するセキュリティレイヤーの提供(2021年に発生したコロニアルパイプライン社のランサムウェア攻撃のようなレガシーアセットへの攻撃を防ぐことが可能になる)。
- ネットワークのデータリンク層と呼ぶレイヤ2に導入。
- ネットワークの可視化、モニタリング、分断化、セグメンテーションなどによりOTを保護。
- レガシーアセットにパッチを適用したり、脆弱なアセットをマスク。
- OTデータの暗号化。
- VPNに比べ20倍高速な通信速度。
- 同様のOT保護サービスの導入は通常数ヶ月掛かるが、プラグアンドプレイのハードウェアおよびソフトウェアによって数時間で導入ができ、運用のダウンタイムを最小化できる。
ビジネスモデル
- ハードウェア販売・インストールフィー
- SaaS利用のサブスクリプション
- 顧客のオンプレにも実装可能
なぜ今この会社なのか
- OTへのサイバー攻撃が急増し、新しい攻撃対象となっている。
- OTのダウンタイムによる被害は時間あたり40,000ドルと高額。
- プラグアンドプレイによる迅速な導入が可能。
顧客・競合・パートナー
- Fortinet、Nozomi Networksなどサイバーセキュリティソリューション企業と提携。
- Cisco、Juniper、HPなどは競合。
- スペインの鉄道会社、電力会社や通信会社などインフラ企業が顧客。
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