注目ベンチャー紹介:NanoPattern TECHNOLOGIES

Written by Hiroaki Kawada
今回の注目ベンチャーの紹介はNanoPatternTECHNOLOGIESです。
NanoPatternTECHNOLOGIESは、量子ドットフォトレジスト材料を開発する会社です。
用途はマイクロLEDやOLEDの青色の光を赤・緑に変換することでフルカラー化を担う色変換層の形成材料です。
NanoPatternTECHNOLOGY
https://www.nanopatterntechnologies.com/
サービス/プロダクト概要
- 樹脂レスで高濃度かつパターニングできる量子ドットフォトレジストの開発・販売
- 出所:NanoPatternTECHNOLOGIESホームページ
特徴/提供価値
・量子ドット(QD)-マイクロLEDおよびQD-有機発光ダイオードディスプレイの色変換層システムを
提供するために設計されたナノ粒子インク(フォトレジスト)の開発
・同社の特許取得済み樹脂フリーナノ粒子リソグラフィ機能は、高解像度量子ドットのダウンコンバーター(色変換)層のパターニングを可能
・消費者はテレビ、スマートフォン、ウェアラブル、拡張現実、仮想現実向けのディスプレイシステムを手に入れることを可能にする

ビジネスモデル
- 量子ドットフォトレジストの販売(製造委託・ライセンス収入)
市場動向・なぜこの会社なのか?
・既存のQDフォトレジストの組成設計はQDとアクリル樹脂・モノマー混ぜ、ラジカル重合反応によって感光性を持たせている
・一方で彼らの技術は本来は分散性を担保する機能を持つリガンド(配位子)が現像液に可溶でかつ光によって脱離する設計
にすることで、露光後に不溶となり感光性を持つ。
・この方法では色変換層のQDの個体濃度は70%と高濃度になり、従来の変換効率を1/3の膜厚で達成出来、
色変換層の解像性向上並びに隔壁の吸収による光の損出を大幅に低減、変換効率を向上させる
・従来よりも高精細・低消費電力・高色再現度のディスプレイへの適用、特にこれらの課題が最も重要なスマートグラスへの搭載が期待される
・彼らは新たにこのナノ粒子に感光性を持たせる技術で半導体後工程のRDL向け絶縁フォトレジストを開発中であり、他用途展開も可能な技術である。

顧客・競合・パートナー
- 顧客:Display(Samsung, LG)、Semiconductor(Apple, Intel,Nvidia)
- パートナー:Nanosys(昭栄化学)、AVANTAMA、KODAK、日産化学
- 競合:住友化学、東友、JSR、日鉄ケミカル&マテリアル