Written by Hiroshi Tanaka
今回の注目ベンチャーの紹介は、MOJO Visionです。
MOJO Visionは、高解像度・高効率のMicroDisplayを開発・製造します。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
MOJO Vision
https://www.mojo.vision/
サービス/プロダクト概要
- 高解像・高効率のMicroDisplay (QDLED)の開発および製造
特徴・提供価値
- 独自のQD ink(RedとGreen)をもち高効率(50 lm/W)のMicroLEDを実現
- 輝度効率を損なうことなく高解像度を実現
マイクロレンズをLED画素上に採用することで高輝度化。
20k PPI (1.0um LED on 1.3um pitch), 28k PPI (0.6um LED on 0.9um pitch)
- Wafer to Waferボンディングを採用。最適化されたCMOS基板を使用。
- QD材を低膜厚に形成する技術を開発。これによりBlueLED光の漏れ光を最小化。
- 製造プロセス基板は300mmのGaNシリコンウェハ。開発段階から大量生産を考慮。
ビジネスモデル
なぜ今この会社なのか
- ARグラスに採用するディスプレイは、極小かつ高輝度である必要がある。
- ARグラス向けディスプレイとしてMicroDisplay (QDLED)が注目されているが、MOJO Visonが開発したMicroDisplayは、品質(高精細・高輝度)に競争力をもつ。
- MOJOが自社プロセスで加工を予定するマイクロレンズ、隔壁パターンは当社エレ事のOCFラインで加工できる可能性がある。さらなる高品質を実現するため当社カラーフィルターも検討に値することから、エレ部門と事業連携することによるシナジー創出を探る。
顧客・競合・パートナー
- 顧客:Meta, Samsung,BOE, SONY
- 競合:Asanic, Amalgamated Vision, San Draw
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