Written by Yuhei Yano
今回の注目ベンチャーの紹介はMedmoです。
医療用画像診断ワークフローを効率化するためのプラットフォームを医療機関向けに提供しています。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※
Medmo
https://www.medmo.com/
サービス/プロダクト概要
- 医療用画像診断ワークフローを効率化するためのプラットフォームを提供
- このサービスは、患者エンゲージメント、スケジューリング、事前承認の取得、結果の収集といったプロセス全体を一元管理する
- 医療機関はMedmoを活用することで、運用効率を高め、診療成績指標(HEDISやStar Ratings)を改善できる。
- また、患者の診断完了率向上を通じて、医療提供者の収益向上にも寄与する
特徴/提供価値
- 特徴
- 統合型プラットフォーム:
- EMR(電子カルテ)やAPIとの統合により、既存のワークフローにシームレスに組み込めます。
- 患者の進捗をリアルタイムで追跡可能。
- 患者エンゲージメントの向上:
- 自動化されたリマインダーやスケジュール確認で患者の利便性を向上。
- 効率的な業務管理:
- 提供価値
- 業務負担の軽減: 事務スタッフの作業時間を80%以上削減(例: 1件あたり30分から5分以下に短縮)。
- 患者満足度の向上: 診断プロセスを円滑化し、患者のNet Promoter Score(NPS)を改善。
- コスト削減: 高価な病院ベースの診断から低コストの独立型施設へのシフトを促進。
ビジネスモデル
- 医療機関からのサービス利用料で、画像スキャン辺りの収益を得るモデル
- 医療機関は、Medmoが提供するスケジューリングや事務作業の自動化サービスを利用することで、人的コストを削減しながら運用効率と収益機会の最大化を図る
- また、Medmoは患者を高品質で低コストな施設に誘導する仕組みを構築し、医療機関の運営効率を高めると同時に、患者の満足度向上にも寄与している
市場動向・なぜこの会社なのか?
- 市場動向
- 医療業界では、診療成績指標(HEDISやStar Ratings)や予防ケアの重要性が増している
- 特に、医療用画像診断の分野では、診断完了率の低下や患者エンゲージメントの不足が課題となっている
- 医療機関は運営効率化を求め、テクノロジーソリューションへの需要が高まっています。なぜMedmoなのか?
- なぜMedmoか?
- 既存ネットワークの強み: 医療機関やイメージングセンターとの信頼関係を構築済み
- 特化型ソリューション: スケジューリングや事前承認といった複雑なプロセスをカバー
- 顧客ロイヤルティ: ユーザーからの高い満足度に支えられた信頼性
顧客・競合・パートナー
- 顧客:
- 主に独立型医療施設や大規模な医療機関(例: Essen Health)が利用。診断完了率や患者満足度が大幅に向上させる目的。
- パートナー:
- 信頼できる高品質の独立型イメージング施設と提携し、患者に最適な診断施設を提供
- また、EMRプロバイダーとの統合を進めることで、データ統合など医療機関にとってのさらなる利便性向上を図っている
- 競合:
- ZocDoc: 患者が医師の予約をオンラインで簡単に行えるプラットフォームを提供。医療機関のスケジューリングソリューションを提供しており、特に患者エンゲージメントの面でMedmoと類似。
- Change Healthcare: 医療用画像診断の収益管理やデータ統合ソリューションを提供。医療データ管理や事務効率化の面でMedmoと重なる。
- Phreesia: 医療機関向けに患者受付とエンゲージメントのソリューションを提供。スケジューリングと患者体験の向上でMedmoと重なる。
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