Written by Issei Kusano
今回の注目ベンチャーの紹介Maverick Biometalsです。
Maverick Biometalsは、金属のバイオ抽出のためにカスタムされた微生物や酵素の開発を行い金属のバイオマイニングをサポートします。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
Maverick Biometals
https://www.maverickbiometals.com/
サービス/プロダクト概要
- 金属のバイオ抽出のためにカスタムされた微生物や酵素の開発と提供。
特徴・提供価値
- 酵素を使って鉱石の結晶構造を化学的に分解し、金属や非金属を常温に近い温度と条件で抽出することが可能
- バイオ抽出は高熱を使用しないため、少ないエネルギーで高い抽出率が得られ、大量の廃棄物や危険な化学物質を残留を軽減できる
- また、通常の抽出に比べ使用する水を最大80%削減でき、危険な化学薬品を使用しないことで、安全な作業環境を提供することができる
- 抽出のプロセスは、鉱石を破砕、粉砕し、それに対して対象の微生物/酵素を投入することで、それぞれの鉱石を選択的に取り除くことが可能
- 現状抽出可能な金属は、Li、Ni、Co、Ndなどに対応を予定しており、技術開発を進めている(年内にベンチトップスケールを予定)、初回のターゲットはLi
- 酵素の設計いはマシンラーニングを利用しており、より効果的な酵素の開発を進めている
ビジネスモデル
- 技術のライセンスモデル(JVも可)
- 抽出した金属の販売
なぜ今この会社なのか
- 電子機器、電気機器、自動車、航空機などでの金属の需要が増加、一方で環境汚染に対する意識の高まりや炭素排出規制の変化などにより、環境負荷を軽減した方法が求めてられている。
顧客・競合・パートナー
- 競合:Cemvita(US),BRAIN(ドイツ) ,Genomines(フランス)
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