Written by Yuhei Yano
今回の注目ベンチャーの紹介はMango Materialsです
同社は廃プラスチック工場から排出されるメタンガスを利用したPHA製造を行っています
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
Mango Materials
https://www.mangomaterials.com/
サービス/プロダクト概要
- 廃プラスチック工場から排出されるメタンガスを利用したPHA製造
特徴/提供価値
- 廃棄プラスチック工場から排出されるメタンガス(に含まれるカーボン)を利用
- メタンガスを養分として効率よくPHAを生成するバクテリア自体とその発酵プロセスにIPがある
- アウトプットたるPHAは顧客が求める機械特性等に応じ、プロセスとバクテリアをカスタマイズする
- 既存のPHA生成プロセスと比較して熱エネルギーが少なくて済み、低コストで製造でき、PHA製造バリューチェーン全体におけるカーボンネガティブを実現する
- 生成物はペレットが基本であるが、フィルム、テキスタイル、容器等に加工可能(加工は外部委託)
- 色は黒、白を基本として他の色も検討可能。食品コンタクトテスト実施済み。高い熱や化学耐性が求められるPHAは現在開発中
ビジネスモデル
- PHAペレット原料をCPGブランド等に販売する
- バクテリアとプロセス技術をライセンシングすることも将来的に検討中
顧客課題・市場動向
- バイオポリマーであるPHA、バリューチェーン全体におけるカーボンネガティブ実現の必要性は認識されているが単発での取り組みが多い
- 同社は10年超にわたるバクテリア、プロセス技術、廃プラスチック工場との連携等の知見の蓄積があり、量産レベルでのPHA製造実現に向けプラント建設を進めている
顧客・競合・パートナー
- 顧客:化粧品ブランド(Natura)、アパレルブランド(Allbirds)等の環境配慮型CPGブランドとのパイロットテストを行なっている
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