Written by Issei Kusano
今回の注目ベンチャーの紹介はLiving Inkです。
Living Inkは、バイオマス廃棄物からカーボンネガティブな黒色インキを生産しています。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※
Living Ink
https://www.livingink.co/
サービス/プロダクト概要
- バイオマス廃棄物を原料とした、印刷、塗装、プラスチック、タイヤ、繊維などに利用できる黒色顔料
特徴・提供価値
- バイオマスの廃棄物(ビール工場の穀物残渣や藻類の工業廃棄など)を回収し、熱処理を加え得ることでバイオ炭を生産する。そこから、顔料をとして精製を行い、それを細かく砕いて液体顔料を製造している *現状は黒色のみ、他色は開発中
- 現状、価格は既存インキよりも高価だが、カーボンネガティブでの生産、カーボンブラックと同等の黒色を生産することができ、使用できるアプリケーションの幅も広い(紙、靴、服、プラスチック、革、タイヤなど)
- 既存設備に対してドロップインで使用でき、オフセット、フレキソ、UVフレキソ印刷にも利用可能で、リサイクルの際などに何か問題を引き起こすことはない
- 参考動画
ビジネスモデル
- ブランドや印刷会社に対して、ALGAE BLACK™ pigment, ALGAE INK™ printing inksを販売
なぜ今この会社なのか
- 環境への影響を考慮したビジネス運営が求められており、インキにも石油が使われているためその環境負荷を下げる必要がる
顧客・競合・パートナー
- 顧客:印刷会社やブランド。ブランド(アパレルなど)と連携し、ブランドが提携している印刷会社に働きかけることもある
- パートナー:ベトナムと中国の販売代理の会社との提携
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