Written by Yuhei Yano
今回の注目ベンチャーの紹介はLingroveです
同社は主に亜麻を利用したバイオファイバーと、バイオ系樹脂を混合した木目調の建装材を開発しています
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
Lingrove
https://lingrove.com/
サービス/プロダクト概要
特徴/提供価値
- バイオファイバーは主にFlax(亜麻)を利用
- 樹脂は農業残渣由来、バイオ系のポリエステルやオレフィン等を利用
- ファイバーの配合、プロセス条件に主なIPがあり、追加的なコーティング層と合わせて高い機械特性を実現する
- RtoRで木目調の表面層は製造し、基材と合わせてフィニッシング部材として顧客に提供する
- アプリケーションは壁材・床材、家具向けシート、自動車内装材などで、現在各メーカーと実証試験中
- 各社からの好調な引き合いを受け、量産試作ラインを本年中に建設予定
ビジネスモデル
- フィニッシング部材を(代理店等を通して)顧客に提供
- 将来的には製造技術のライセンシングも視野
顧客課題・市場動向
- インテリア材料は約7年スパンで置き換わると言われ、カーボンネガティブもしくはリサイクラブルな材料開発が求められている
- 例えば、米国において1,200社超のデザインファームは2030年までにカーボンニュートラルを目指すと宣言しているが、それらに対応する明確なソリューションは見つかっていない
顧客・競合・パートナー
- 環境配慮した競合品としてコルクボードやバイオ材料を使ったエンジニアードウッドなど方法論は多数存在
- デザイン性を損なわず、既存品と遜色ないコスト、機械特性を実現することがポイントとなる
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