Written by Yuhei Yano
今回の注目ベンチャーの紹介はGlydwaysです。
Glydwaysはアーバンモビリティ「ポッドカー」の開発を行なっています。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
Glydways
https://www.glydways.com/
サービス/プロダクト概要
- 完全EV自動運転車両/アーバンモビリティ「ポッドカー」の開発
特徴/提供価値
- 既存公共交通機関の運賃で低コストに乗車が可能な運営を実現できる点
- サンノゼ空港とダウンタウンを繋ぐ新型交通システム建設公募事業において、大手を押さえて同社が採択されたことで話題になった
- 車両自体は汎用技術の組み合わせで目新しさは無いが、公道走行、人の輸送に特化した独自OSを含めた完成度に強み
- それ以上にPFI(Private Finance Initiative)のような手法で、同社は車両を提供するだけでなく、自治体に代わって新型交通システムPJ全体に関わる設計・建設・維持管理・運営、ファイナンス、リスク管理までを担うことに強みがあるように見受けられる
ビジネスモデル
- 自治体等と15年契約を締結
- フィージビリティテスト費用(一時金)+車両開発・導入費用(一時金)+運営後の保守・メンテ(継続)+運賃に対するライセンスフィー(継続)+PJオーナーに対する配当フィー(継続)を想定
顧客課題・市場動向
- 自動運転車両の技術開発は進み、実用化に向けた取り組みが加速している
- 一方で、自治体等の発注者は前例の無い交通システム建設におけるリスク検証、取りまとめ負担が大きく、車両開発者は交通システム全体の設計・稼働後のオペレーションにおける知見に乏しいことにある
- Google、Toyota等が街作りからモビリティのあり方を見直す動きを進めているが、地域社会において最適なモビリティ・交通システムを設計・施工・運営できるプレイヤーが求められている
顧客・競合・パートナー
- San Jose以外の複数の米国地域においても同様のPJが進行している
- 日本の複数自治体、商社等と商談を進めている
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