注目ベンチャー紹介:Furcifer
2023
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Written by Hiroshi Tanaka
今回の注目ベンチャーの紹介は、Furciferです。
Furcifierは、エレクトロクロミック方式の調光フィルムを開発および販売します。
Furcifer
サービス/プロダクト概要
- エレクトロクロミック(EC)方式の調光フィルムを開発および販売

ど
特徴・提供価値
・エレクトロクロミック(EC)方式の調光フィルムを開発。
・ECはガラスタイプが一般的であるが同社はフィルムを提供する。
・ロールtoロール生産のため、他のECに比べて安価に製造可能
・他のECに比べてスイッチング速度が速い。色味が中間色。レッドやブルーなどのカラーガラスも提供可能。
・PDLCなどの他の調光方式に比べて、低消費電力、低ヘイズ。
・低温プロセスで製造可能。
・基礎技術はスタンフォード大学由来
ビジネスモデル
- エレクトロクロミック方式の調光フィルムをの開発および販売。
- 自動車向け用途には、ガラスTier1メーカーにフィルムを供給。ガラスメーカーにおいて合せガラス化するスキームを計画
なぜ今この会社なのか
・EC方式はガラスが主流であるが、ガラスの場合、仕様ごとにサイズおよび形を決める必要がある。
一方、同社のECはフィルムであり、R2R生産したフィルムを仕様ごとに切り出すことが可能。生産性が高い。
・自動車窓(サンルーフ・サイドウィンド)向けには低ヘイズガラスが求められるが、同社のECは、ガラス同等のヘイズ(<1%)を実現する。
・一般的なECの短所として応答速度が遅いことが挙げられる。同社の資料上は、既存ECに比べて大幅に速い(3秒以下)。
*当社で計測したところ切替に30秒以上必要。
・水分により劣化するため、フィルム生産後、次工程までの輸送および保管をケアする必要がある。

顧客・競合・パートナー
・顧客:ガラスTier1(自動車窓向け)、ディスプレイメーカー
・競合:Halio, GENTEXなどのEC(エレクトロクロミック)調光ガラスメーカー
スマートウィンドマーケットで見ると当社LCMAGICなどのPDLC企業も競合