Written by Hiroshi Tanaka
ど
・エレクトロクロミック(EC)方式の調光フィルムを開発。
・ECはガラスタイプが一般的であるが同社はフィルムを提供する。
・ロールtoロール生産のため、他のECに比べて安価に製造可能
・他のECに比べてスイッチング速度が速い。色味が中間色。レッドやブルーなどのカラーガラスも提供可能。
・PDLCなどの他の調光方式に比べて、低消費電力、低ヘイズ。
・低温プロセスで製造可能。
・基礎技術はスタンフォード大学由来
・EC方式はガラスが主流であるが、ガラスの場合、仕様ごとにサイズおよび形を決める必要がある。
一方、同社のECはフィルムであり、R2R生産したフィルムを仕様ごとに切り出すことが可能。生産性が高い。
・自動車窓(サンルーフ・サイドウィンド)向けには低ヘイズガラスが求められるが、同社のECは、ガラス同等のヘイズ(<1%)を実現する。
・一般的なECの短所として応答速度が遅いことが挙げられる。同社の資料上は、既存ECに比べて大幅に速い(3秒以下)。
*当社で計測したところ切替に30秒以上必要。
・水分により劣化するため、フィルム生産後、次工程までの輸送および保管をケアする必要がある。
・顧客:ガラスTier1(自動車窓向け)、ディスプレイメーカー
・競合:Halio, GENTEXなどのEC(エレクトロクロミック)調光ガラスメーカー
スマートウィンドマーケットで見ると当社LCMAGICなどのPDLC企業も競合