注目ベンチャー紹介:Friendlier

2024
9
11

Written by Yuhei Yano

今回の注目ベンチャーの紹介はFriendlierです。

配食サービスを利用する企業向けに、再利用可能なパッケージとそれらを管理するソフトウェアプラットフォームを提供するスタートアップです。

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

Friendlier

https://www.friendlier.com/

サービス/プロダクト概要

  • エンドユーザー(配食サービスを利用する企業など)と配食サービスをエンドユーザーに提供する事業者向けに再利用可能なパッケージとそれらを管理するソフトウェアプラットフォームを提供する
  • サービスを通してエンドユーザーが使い捨てのパッケージを再利用可能なものに切り替えることを支援し、これまでに合計190万個のパッケージが再利用されている

特徴/提供価値

  • 再利用可能なパッケージを提供するだけでなく、ソフトウェアを通じてエンドユーザーがパッケージの使用状況やCO2排出削減効果をリアルタイムで確認できる
  • これにより、エンドユーザーは自社の持続可能性の取り組みを数値で確認でき、さらにサプライチェーン全体の効率性を向上させることができる

ビジネスモデル

  • エンドユーザー向けに、再利用可能なパッケージを使用するたびに料金を請求するモデルを採用
  • エンドユーザーは上記に加え、100%のパッケージ交換を保証するためにデポジットを預ける
  • これにより、配食事業者の初期費用と運転資金(+Fridenlierの利益)を確保し、パッケージの回収と再利用がスムーズに行われ、パッケージが循環型の仕組みで使用され続ける仕組みを構築する。
  • さらに、再利用可能なパッケージのロジスティクスや消毒サービス事業者とも提携し、パッケージの回収・洗浄プロセスもサポートしている

市場動向・なぜこの会社なのか?

  • 持続可能な消費や環境意識の高まりを受け、配食サービスを利用する企業は、自分たちが利用する配食サービスを通して大量の使い捨てパッケージが排出されることに課題意識を持っている
  • Friendlierはこのエンドユーザー企業のニーズに応える形で、環境負荷を削減するための具体的なソリューションを提供している

顧客・競合・パートナー

  • 顧客:配食サービスを利用する企業
  • パートナー:配食サービス事業者や消毒サービス事業者
  • 競合: Topanga.io、BoldReuse、Reusable、OZZIなどがある。
    リサイクルパッケージの提供、回収、消毒だけでなく、環境負荷計測ソフトウェアまで提供するポジショニングをとるのはFridenlierのみである
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

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