Written by Issei Kusano
今回の注目ベンチャーの紹介はFab.AIです。
Fab.AIは、大規模言語モデル(LLM)を用いた製品デザインオートメーションツールを提供しています。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※
Fab.AI
https://fabai.com/
サービス/プロダクト概要
- 積層造形法 (アディティブマニュファクチャリング)などに利用可能な、LLMを用いたデザインツールを提供
特徴・提供価値
- 特別に訓練された大規模言語モデル(LLM)を利用しており、APIによりその機能を提供。
- パブリックな情報だけでなく、自社内でのノウハウや実験データを学習させ、自社向けにカスタマイズしたLLMを構築することも可能。
- LLMへの対話形式のリクエストにより、コスト、材料適合性、在庫、サプライチェーンに基づいた材料選択を裏付けることで、エンジニアが与えられた部品に対して適切な材料選択を行うことが可能。また、提案した素材がなぜ良いのかなどの情報ソースも併せて表示可能。
- 作成したデザインに対して、リクエスト(サイズ、構造、材料など)を行うことで、デザインを修正し最終的には、STLファイルやG-code形式で出力。
- デモビデオ
ビジネスモデル
- サブスクリプションモデル:(概算)$250,000/年(価格は随時調整中)
なぜ今この会社なのか
- ChatGPTを始めとするLLMの導入があらゆる産業げ進んでおり、複雑で、競争が激しく、挑戦的なビジネスである先進的な製造業での導入検討が進む
- 製造においては、数え切れないほどのツール、機械、アプリケーションがあり、それぞれに構成、使用方法、ベストプラクティス、材料が必要であり、設計と製造性にドミノ効果をもたらすため、その効率化、最適化がメーカーの成功と収益性に直接的な影響を与える。
顧客・競合・パートナー
- 顧客:宇宙航空産業、3D印刷会社、OEMメーカーなどのエンジニア
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