Written by Issei Kusano
今回の注目ベンチャーの紹介Epoch Biodesignです。
Epoch Biodesignは、プラスチックを分解する酵素の合成ルートをAIや独自のノウハウで特定し、カスタム酵素を分析・開発をすることが可能です。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
Epoch Biodesign
https://www.epochbiodesign.com/
サービス/プロダクト概要
- プラスチック分解酵素の合成ルートの特定、開発プラットフォームの提供
特徴・提供価値
- ビールの醸造に似たプロセスでプラスチックを分解する酵素のエンジニアリング(AIによるDesign→分子生物学→スループットテスト→Deepラーニング→スケール)
- 現在、フォーカスしている酵素は、ポリエチレンとポリウレタンの分解酵素
- 自然界から酵素を見つけて商業利用化するのは6−7週間(デザイン→DNAテスト→ML学習)
- プラスチックに酵素を利用する前には前処理が必要
- 現在の開発ステージは、プラスチックを分解できる酵素を開発し、パイロット設備へのスケールを検討段階
- 酵素を発見するプロセスを持っている企業は少なく、AI、合成生物学、ノウハウを活用し、酵素の合成をルートを見つけることができることが強み
ビジネスモデル
なぜ今この会社なのか
- ポリエチレンを筆頭に、年間4億トン近くのプラスチックが生産されてこの排出量の多いプロセスは化石燃料によって劇的に増加しているが、リサイクルや再加工は依然として異常に少なく、経済的ではない
- Epoch Biodesignのプロセスは、カスタム設計された酵素を利用することで、エネルギーをほとんど必要とせず、拡張性が高くCO2を一切排出しない
顧客・競合・パートナー
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