注目ベンチャー紹介:DeepHow

2022
11
24

Written by Yuhei Yano

今回の注目ベンチャーの紹介はDeepHowです。
DeepHowは工場作業者、メンテナンス事業者向けの動画マニュアル制作プラットフォームを提供している会社です。
動画と音声をAIが解析し、書き起こし、多言語翻訳、チャプター(切れ目)などの推奨をしてくれることで、動画マニュアルの作成を専門知識がなくても容易に行えます。

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※

DeepHow

https://www.deephow.com/

サービス/プロダクト概要

  • 動画マニュアル作成、Learning Management System(LMS)

特徴・提供価値

  • 高価なカメラを必要とせずスマホ等で撮影した動画を用い、産業用機械のサービスに関する膨大な技術マニュアル、熟練工の暗黙知を、インタラクティブでセグメント化された動画マニュアルとして作成することが出来る
  • 撮影した動画と音声をAIが解析し、書き起こし、多言語翻訳、チャプター(切れ目)などの推奨をしてくれることで、動画マニュアルの作成が専門知識がなくても容易に行える
  • 動画マニュアルを他工場の他の作業者が検索し母国語での視聴が可能になったり、どの動画が見られているか、関連するスキルの推奨など、LMSとしての機能も充実

ビジネスモデル

  • 利用ユーザー単位のサブスクリプションモデル(SaaS)

なぜ今この会社なのか

  • 工場作業者のナレッジ移転、多拠点生産が進む中で多言語対応が求めれている
  • 一方で、近年多く見られるAIを用いた工場作業者の動作解析は、繰り返し作業に向き、作業工程に応じたAIのトレーニングが必要になるなどROIが低いため本格導入が進まない
  • 当社は現場作業者観点で動画コンテンツ作成と消費をAIを用いて容易に促すことに特化した製造現場向けLMSプラットフォームとして完成度が高く、顧客獲得が進んでいる

顧客・競合・パートナー

  • 顧客(社外秘):AblnBev(ベルギービールメーカー)、トッパンフォームズシンガポール拠点でもテストを実施
  • 競合他社:AIカメラを用いた作業者分析PFとして、Dristhi、Retrocasual、I-50、Parsableなど

※取り扱い注意!こちらの資料の情報は凸版印刷内のみです※

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