Written by Issei Kusano
今回の注目ベンチャーの紹介はBooxです。
Booxは、オンラインショッピングの発送で出る配送ごみを減らすため、再利用できるパッケージを提供しています。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※
Boox
https://boox.eco/
サービス/プロダクト概要
- リユース可能な配送ボックス及びその回収スポットを提供
特徴・提供価値
- 使い捨ての段ボールを再利用可能な代替品(ポリプロピレン製)に置き換えることで、ブランドを高め、顧客エンゲージメントを向上させることができ、環境への影響の70%削減する
- 価格は使い捨ての段ボール同等の価格であり、梱包と発送は通常通り企業が行うが、その後の消費者から箱を回収し、クリーニング、再度ブランド側に送る部分はBooxが行う。箱自体は10回以上再利用が可能な仕様。
- 回収の際には、消費者がBooxの箱の中にあるQRコードを読み込み、返却する場所(65,000箇所以上)を探し、そこで箱を回収してもらう。ブランド側は回収に協力してくれた消費者に対してロイヤリティの付与などを行い顧客との関係性を強化できる
- 現在は、アメリカ、イギリス、カナダでサービス展開をしており、日本市場の進出にも興味あり
- ブランド毎にデザインを変えることが可能で、カスタムパッケージを作ることでブランド構築および、持続可能性のメッセージを消費者に発信可能
- パッケージだけの返却に限らず、引き取りプログラム、再商取引プラットフォーム、衣料品の再販を結びつけることで、サーキュラーエコノミーの実現を目指している
ビジネスモデル
- ブランド(顧客に対して)Booxのパッケージを配送する度に課金を行う
なぜ今この会社なのか
- ダンボールを作るために多くの木が伐採されており、環境負荷を提低減する必要がある
- ミレニアル世代やジェネレーションZ世代を中心として、環境意識が高いく消費行動(購入するブランドの決定など)にもその意識が大きく影響している
顧客・競合・パートナー
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