注目ベンチャー紹介:AIStrom

2025
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Written by Hiroshi Tanaka

今回の注目ベンチャーの紹介はAIStormです。

AIStormは、AI-in-sensor処理技術を開発。従来技術よりノイズ・速度・サイズで優位な、低遅延・低消費電力のエッジAIを実現します。

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

AIStorm

https://aistorm.ai/

サービス/プロダクト概要

  • AI-in-sensor処理技術を開発。エッジAIの低遅延・低消費電力を実現し、従来技術よりノイズ・速度・サイズで優位。


特徴/提供価値

• AI-in-Sensor技術を活用し、センサー内で直接AI処理を実行することで、外部プロセッサへの依存を減らし、リアルタイム性と応答速度を向上。

• オンデバイスでのデータ処理により、クラウド通信を最小限に抑え、低遅延・低消費電力を実現しつつ、セキュリティリスクも軽減。

• 独自のアナログ演算技術を活用することで、従来のデジタル処理と比べてより高速かつエネルギー効率の高いAI処理を可能にする。

• 小型デバイス向けに最適化されており、IoT機器やスマートデバイスに組み込みやすく、エッジAIの普及を促進。

• 自動車、スマートデバイス、産業機器、医療機器など幅広い用途での活用が期待され、新たな市場機会を創出する可能性がある。

性能比較(同社資料より)

ビジネスモデル

  • 半導体IPのライセンス提供とAIプロセッサのチップ販売

市場動向・なぜこの会社なのか?

• AIのエッジ処理需要が拡大し、従来のデジタル方式では消費電力と処理速度の課題が顕在化している。

• IoTデバイスや自動運転車など、低消費電力かつリアルタイム処理が求められるアプリケーションが増加している。

• 半導体業界では、従来のCMOS技術の限界が近づき、新たなアーキテクチャへの移行が求められている。

• データセンターでは、エネルギー効率の向上が重要視され、より低電力で高効率なAI推論技術が求められている。

• AISTORMは、従来のデジタルAIチップと異なるアナログAI技術を用いることで、低消費電力かつ高性能な処理を実現する。

同社製品の一例

顧客・競合・パートナー

•顧客:EgisTechnology, Tower Semiconductor

•競合:Ambarella,Mythic

•パートナー:EgisTechnology, Silicon Labs

※取り扱い注意!こちらの情報の展開は社内限りです※

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