Written by Issei
今回の注目ベンチャーの紹介はAir Proteinです。
Air Proteinは空気を原料として代替タンパク質を製造している会社です。
Air ProteinではNASAの技術を元に二酸化炭素を代謝できる単細胞生物「水素酸化細菌」に着目し、二酸化炭素を水素酸化細菌与えることで人間に必要な栄養素を生成しています。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
Air Protein
https://www.airprotein.com/
サービス/プロダクト概要
特徴・提供価値
- 微生物を利用した製造方法で、数ヶ月ではなく数日で、天候や季節に左右されずにタンパク質を生産することが可能であり、 排出はほとんど発生しない
- Air Proteinの生産に必要とする土地は牛の飼育に必要な土地の150万分の1であり、水の使用量も15,000分の1に減らすことが可能
- エアプロテインは、1960年代にNASAで研究された水素栄養生物と呼ばれる単細胞生物を利用しており、空気中の主要元素、特に二酸化炭素(水、窒素、酸素と結合)を完全なタンパク質に変換し、「暗闇で、どんな季節でも、どんな地域でも」大量のバイオマスを生産可能
- 植物の成長に必要なものと同様に空気と水をベースに、微生物が増殖し、数時間でタンパク質を生産、それを収穫し、水分を飛ばして粉末化し、食感や風味を加えて鶏肉、牛肉、豚肉、魚介類に加工
ビジネスモデル
なぜ今この会社なのか
- 空気タンパク質は、設計上カーボンネガティブ
- 動物および農業は、温室効果ガス排出量の24%を生み出すが、Air Proteinのプロセスは排出量が少なく、地球を再生するのに役立つ
顧客・競合・パートナー
- 競合:Solar Foods、Calysta、Novonutrients、Deep branch、Air Company
参考
- Air Based Foodの領域レポートはこちら
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