Written by Issei Kusano
今回の注目ベンチャーの紹介はAdaptive Surface Technologiesです。
Adaptive Surface Technologiesは食品パッケージ、半導体、船体などに利用される撥水/撥油の様な表面コーティング(潤滑)剤を提供しています。
※取り扱い注意!こちらの情報の展開は凸版印刷内のみです※
Adaptive Surface Technologies
https://www.adaptivesurface.tech/
サービス/プロダクト概要
特徴・提供価値
- 食品パッケージなどへの利用では、コーティングを行うことで塗布面の凹凸を埋めることができ、内容物の付着(残留)を軽減
- レトルト利用を想定した耐熱試験は実施してないが、コーティング後のパッケージのヒートシールは問題なく対応可能
- 基礎となる特許はハーバード大学からの独占的なライセンス提供であり、製品への応用した特許はASTが自社で保有
- 競合のLiquiGlideはMIT発の特許を利用しており、スリップ性はASTの方が優勢である
- 食品パッケージのコーティングにおけるコストは、2-3¢/パッケージを想定
- 食品メーカーやコンバーターに対し、基材となるプラスチック樹脂と内容物との組み合わせを検討して提案可能
ビジネスモデル
なぜ今この会社なのか
- 食品容器に内容物が付着することで、製品当たり10%前後の食品ロスが発生
- 内容物がパッケージに残留することでリサイクルが困難になり、リサイクルされないパッケージが発生している
顧客・競合・パートナー
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